はじめに:画像最適化
ホームページの表示速度は、ユーザー体験とSEOの両方に大きな影響を与えます。
その中でも、画像の最適化は効果的な改善ポイントの一つです。
大きすぎる画像や圧縮されていない画像は、ページの読み込みを遅くし、訪問者の離脱を招きやすくなります。
この記事では、初心者でもわかりやすい画像最適化の基本と、便利なツールやWordPressプラグインをご紹介します。
サイトを軽く(表示速度を速く)し、SEO効果もアップさせたい方はぜひ参考にしてください。
1. 画像最適化の基本
画像サイズの適切な選び方
まずは、そもそもの画像のサイズ(解像度)を適切に設定しましょう。
例えば、スマートフォンでの表示用に幅が1000pxを超える画像はほとんど不要です。
必要以上に大きな画像はファイルサイズが重くなり、読み込みに時間がかかります。
画像フォーマットの違い
Webで主に使用される画像フォーマットの違いは以下の通りです。
- JPEG
- 写真やグラデーションが多い画像に向いています。
- 圧縮率が高い反面、多少の画質劣化が発生します。
- PNG
- 透明部分が必要なイラストやロゴに適しています。
- 画質は良いですがファイルサイズは大きめ。
- WebP
- Googleが開発した新しいフォーマットで、JPEGやPNGよりも高圧縮かつ高画質を両立します。
- ただし、対応ブラウザには注意が必要です。(2025年現在はほぼ心配ありません)
圧縮のポイント
画像の圧縮は、画質の劣化とファイルサイズのバランスを見ながら行います。
過度な圧縮は画像の見栄えを損ねますが、最適な圧縮をかけることで高速化に貢献します。
2. 画像最適化の具体的な方法
リサイズの方法
画像編集ソフトやオンラインツールで、使用するサイズに合わせてリサイズしましょう。
無駄に大きな画像はページを重くします。
圧縮ツールの使い方
無料で使えるオンライン圧縮ツールも多くあります。
例えば「TinyPNG」や「Squoosh」は簡単に画像を圧縮できるので初心者にもおすすめです。
3. WordPressで使える画像最適化プラグイン紹介
WordPressユーザーはプラグインを利用して自動で画像最適化を行うのが便利です。
- EWWW Image Optimizer:自動で画像を圧縮し、WebP対応も可能です。
- Smush:ドラッグ&ドロップで簡単に使えます。画像の遅延読み込み(Lazy Load)機能もあります。
- ShortPixel:無料プランがあり、大量画像の圧縮に対応しています。
- Imagify:多彩な圧縮モードで画質調整が可能です。
4. WebP対応のすすめ
WebPは画質を維持しつつJPEGやPNGよりファイルサイズを小さくできる最新フォーマットです。
2025年現在主要なブラウザで対応しています。
ただし一部の古いブラウザでは非対応のため、必要であればWebP対応時にフォールバックも設定しましょう。
WordPressなら、EWWW Image Optimizerなどのプラグインで簡単にWebP対応ができます。
5. 画像最適化で注意したいポイント
- 画質の劣化に注意:圧縮しすぎて画像がぼやけたり荒くなったりしないように調整しましょう。
- 画像のサイズに注意:逆に表示する箇所より小さくしすぎると、多くの場合引き伸ばして表示されるため、相当ぼやけてしまいます。適切なサイズになるようにしましょう。
まとめ
画像の最適化はサイトの表示速度を改善し、ユーザー体験を向上させるだけでなく、SEO対策にも直結します。
適切なサイズ調整と圧縮、さらにWebPの活用を検討し、WordPressの場合はプラグインを活用するなど効率よく最適化を進めましょう。
hs8y.jpでは、Webサイト(ホームページ)の制作時、併せて画像の最適化も行なっています。
お悩みの方は、ぜひお気軽にご相談ください。