はじめに:Webデザイン
ホームページやブログを作るとき、デザインは「見た目が良い」だけでなく、見ているユーザーにとって「使いやすい」こともとても大切です。
せっかく素敵なデザインでも、操作がわかりにくかったり、情報が見つけづらかったりすると、ユーザーはすぐに離れてしまいます。
この記事では、Webデザイン初心者の方でも押さえておきたい、基本のルールをわかりやすく紹介します。
1. 色の使い方を工夫
色はサイトの印象を大きく左右します。
例えば、青は信頼感や安心感を与え、ビジネス系のサイトでよく使われます。
赤は注意や緊急性を伝える色なので、ボタンや警告メッセージに使うと効果的です。
ただし、色をたくさん使いすぎると、ごちゃごちゃした印象になりやすいので注意しましょう。
基本的にはメインカラーを2〜3色に絞り、それに合わせてアクセントカラーを1色程度追加するのがバランス良く見えるポイントです。
また、文字と背景の色のコントラストも非常に重要です。
見やすいデザインにするため、また視覚に障害のある方でも読みやすいデザインにするためにも、明るい背景に暗い文字を使う、またはその逆を基本にしましょう。
2. フォント選びと組み合わせのコツ
フォントはサイトの読みやすさや雰囲気に直結します。
Webでよく使われるのは「ゴシック体(サンセリフ体)」と「明朝体(セリフ体)」です。
「すべてゴシック体・明朝体で統一」する場合も、「見出しはゴシック体・本文は明朝体」というように組み合わせて選ぶこともあります。
ただし、フォントは多用しすぎないようにしましょう。
基本的には2種類までに抑え、サイズや太さ、色の違いでメリハリをつけると統一感が出ます。
Google Fontsのような無料で使えるWebフォントを活用すると、手軽にプロっぽい見た目を作れます。
3. レイアウトの基本を理解しよう
レイアウトは、ユーザーが情報にスムーズにアクセスできるように整理するために非常に重要です。
整ったレイアウトは、見た目の美しさだけでなく、サイトの使いやすさにも直結します。
基本的には「グリッドシステム」を使うのがおすすめです。
グリッドシステムとは、縦横に線を引いて配置を揃える方法で、これによってページ全体のバランスが取りやすくなります。
さらに余白を適度に設けることも大切です。
余白があることで、情報が詰まりすぎず読みやすくなり、ユーザーがストレスなくサイトを閲覧できます。
例えば、ナビゲーションメニューは画面の上部や左側に配置し、目立たせつつも邪魔にならないようにします。
本文は中央に置き、重要な情報は目線の動きを考えて左上や中央に配置すると良いでしょう。
4. 画像やアイコンの使い方
画像やアイコンは、文章だけでは伝わりにくい内容を視覚的に補足してくれる便利なツールです。
うまく使うことで、サイトの雰囲気が良くなり、ユーザーの理解を助けます。
ただし、もちろん使いすぎには注意が必要です。
画像が多すぎるとページの読み込みが遅くなり、ユーザーが離脱する原因になりかねません。
画像はWeb用に最適化し、適切なフォーマットで保存・使用しましょう。
WordPressなら自動で画像圧縮してくれるプラグインもあります。
画像最適化については以下の記事もご参考ください。
さらに、画像には「代替テキスト(alt属性)」を必要に応じて設定しましょう。
これは画像が表示されないときに代わりに表示されるテキストで、SEO対策だけでなく、視覚障害者向けのスクリーンリーダーにも読み上げられる重要な要素です。
5. ユーザーの操作性を考えたデザイン
見た目の良さだけでなく、「使いやすさ」もWebデザインの大事なポイントです。
例えば、ボタンは押しやすい大きさか、リンクはわかりやすく配置されているか、メニューは直感的に操作できるか、等です。
特にスマートフォンのユーザーが増えている現代では、指でタップしやすいボタンサイズや、スクロールしやすいページ構成を意識しましょう。
特にフォームや問い合わせページなどは、入力しやすく、エラー時のメッセージもわかりやすく表示されるように設計することが大切です。
まとめ
Webデザインは「見た目が良い」だけでなく、「わかりやすく使いやすい」ことも重要です。
今回紹介した色の使い方、フォント選び、レイアウト、画像の最適化、ユーザー操作性のポイントを押さえれば、初心者でもぐっとクオリティの高いWebサイト(ホームページ)を作ることができるはずです。
まずは自分のサイトでひとつずつ試してみて、ユーザーの反応を見ながら改善していくことが大切です。
継続して調整・修正しながら、最適なWebデザインを目指していきましょう。
hs8y.jpでは、Webサイト(ホームページ)のデザイン〜制作をトータルでサポートしています。
お悩みの方は、ぜひお気軽にご相談ください。
  
  
  
  