WordPressでやりがちなSEO設定ミスと正しい改善方法

はじめに:WordPressは便利だけど“初期設定の落とし穴”がある

WordPressは、無料で使えて誰でも簡単にホームページを作れる優れたCMS(コンテンツ・マネジメント・システム)です。
ただし、「とりあえず作って公開」しただけでは、検索エンジンに正しく評価されない可能性があります。

実際、初期設定のまま放置しているせいで順位が上がらないというケースはあります。

そこで今回は、WordPressでありがちなSEO設定ミスと、その正しい改善方法をわかりやすく解説します。
「なんとなく設定したまま」に心当たりがある方は、ぜひチェックしてみてください。

1. 検索エンジンにインデックスされていない設定のまま運用している

WordPressが「検索エンジンにインデックスされない設定」になっていることがあります。
これは開発中には便利な設定ですが、そのまま公開してしまうと検索結果に一切表示されません。

確認方法
WordPress管理画面 → 「設定」→「表示設定」→「検索エンジンがサイトをインデックスしないようにする」

ここにチェックが入っていたら、検索エンジンからサイトが見えない状態です。
公開する際は、必ずチェックを外して保存しましょう。

2. タイトルタグ・ディスクリプションが未設定(または重複)

SEOにおいて、titleタグと meta descriptionタグは非常に重要です。
どちらも検索結果に直接表示されるため、ユーザーがクリックするかどうかに直結します。

WordPressでは「All in One SEO」や「Yoast SEO」といったプラグインを使えば、各ページごとに設定できます。

良いタイトル例

【初心者向け】WordPressでやりがちなSEO設定ミスと改善方法

悪い例

ホームページ|トップページ

全ページで同じタイトル・説明文を使い回すのはNGです。
ページ内容に合わせた固有のタイトルをつけるだけで、検索順位とクリック率の両方が改善されます。

3. パーマリンク構造が最適化されていない

WordPressの初期設定では、記事URLが「?p=123」のような形式になっていることがあります。
これは検索エンジンにもユーザーにも内容が伝わりにくいURLです。

おすすめ設定
管理画面 → 「設定」→「パーマリンク」→「投稿名」または「カスタム構造(/%category%/%postname%/)」を選択。


https://example.com/seo/wordpress-settings/

シンプルで内容が伝わるURLは、SEOにもクリック率にも効果的です。
もし運用中に変更する場合は、リダイレクト設定を忘れないようにしましょう(過去のリンクが切れるとマイナス評価につながります)。

4. 画像にalt属性が設定されていない

画像を使う際、alt属性(代替テキスト)の設定を忘れていませんか?
alt属性は、画像の内容を検索エンジンに伝えるための重要な要素です。

すべての画像に必要というわけではなく、文中で説明の必要な画像などに設定することが推奨されます。

5. 見出し構造(h2〜h4)が崩れている

WordPressのブロックエディターは便利ですが、見出しの階層が乱れやすい点に注意が必要です。
h1、h2、h3の使い分けができていないと、Googleがページ構造を正しく理解できません。

【正しい使い方の例】

  • h1:ページタイトル(1ページに1つ)
  • h2:主要なセクションタイトル
  • h3:h2の中の小見出し

【NG例】

  • デザイン目的でh1を複数使用(字を大きくしたい等)
  • 見出しを装飾タグ(pタグ+class)で代用

まとめ:基本設定を整えるだけでSEOは大きく変わる

SEOと聞くと「難しいテクニック」が必要に思えますが、
実はWordPressの基本設定を正しく整えるだけでも十分に効果があります。

  • インデックス設定を確認する
  • タイトルと説明文を最適化する
  • URLを整理する
  • alt属性を付ける
  • 見出し構造を整える

この5つを実践するだけで、検索エンジンの評価が安定し、アクセスアップにつながります。
まずは今日から、あなたのサイト設定を一度見直してみましょう。

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